広告 【フトアゴ・飼育日誌】

【47日目】食べ過ぎて吐き戻す【温度管理重要】

ほーちゃんさんをお迎えして47日目。
昨日から顔をかゆがっているとは思っていたが……

唇の脱皮が始まっていた。
前回は顔全体だったが、今回は唇のみ。
後頭部のウロコにも黒点が出てきたので、近いうちに脱皮が始まるだろう。
腹もやや鈍い色味だ。
次はどんな風に剥けるのか楽しみだ。

そんなほーちゃんさんは立派な243グラム。
持ったとき「重い」と思う感触だ。
いつこんなにズン!と体重が増えるのか、毎日見ているとさっぱりだ。
久々に40日前の写真を見て唖然。
明らかなサイズアップである……

40日前

 

現在

毎日見ていると変化に気づく、と思いきや、こういう静かな変化は気づかないものだ。
飼い主に新たな知見を与えてくれたほーちゃんさんに感謝である。

忍者のようなポーズ。
最近こういうぐねったポーズをするようになった。
胴の長さが足りてきた、ということか……。
セクシーポーズである()

虫は……?
としばし餌皿を前に呆然としていたほーちゃん。
おもむろにフードにケツプレス。

……暑かったのかもしれない。
餌入れの位置を変えるか……。
変温動物なので一番寒いところにはあまり行かないイメージだったが、意外とホットスポットには行かない。真ん中から右(低温エリア)をうろうろしている。
この様子に、困ったもんだ、腹壊すぞ、と飼い主も思っていたのだが……

予 感 的 中 。

昼過ぎ、急に機嫌が悪くなったほーちゃんさん。
この時点で気分が悪かったのだろう。

夕刻。


ペットカメラで見る限り、口元に黒いノリのようなものががついていた(写真なし)。
小松菜だろうと思ったが、変な位置についているな、と思っていた。
また、この時間に外を見ることはなかった。
様子がおかしいな……と感じてはいたのだが……

 

 

 

 

※ゲロ画像でます※

 

 

 

「ただいま、ほーちゃん……ってオオ!?」

ケージ内にはあちこち未消化のデュビアと小松菜が散らばっていた。

 

 

 

 

中にはまったく濡れていないデュビアの腹部まであった(写真なし)。
喉元までデュビアを押し込んでいたのだろうか……?

匂いはうんこのようだが、うんこほど強烈ではない。
うっすらという程度。
また、口元が未消化の小松菜で汚れていたので、吐き戻しで確定でいいだろう。

体重測定。

今朝から10グラム減。
胃の中の食べ物を吐ききった、と見て良さそうだ。

ブリーダーさんにすぐさま連絡。
飼い主はブリーダーさんからの折り返し連絡を待つ間にケージを改造。
以前から床が冷えているのが気になっていたのだ。
そこでダイソーで45センチ角のフロアマットを買ってきていた。
が、飼い主がめんどくさがってやってなかったのだ。

たわみはカットで解消。

二枚重ねでホッカホカだ。
辺の凸凹をカットすると43センチになるので、非常に収まりが良い。

その間ほーちゃんさんはホットカーペットの上で待機だ。
吐ききった疲れと、おねむでぐったり気味。

「ほーちゃん、できたで!」

あんなにめんどくさがっていた加工も30分経たずに完了。
早くやれという話だ。

ホットカーペットとほっとうさに乗せられたので、しっかり身体が温まったのか、立派にうんこをした。

特に未消化にも見えない。
どうやら内臓系はしっかり動いているようだ。

ほっとした飼い主にブリーダーさんから連絡があった。
病状としては、
・食べ過ぎによる吐き戻し
だろうとのこと。
※もちろん今回のケースは、なので、素人判断は危険です。
血が混ざっていたら内臓損傷の恐れもありますので、すぐ病院かブリーダーさんに訊きましょう。

今後の対策としては、
・きちんとホットスポットを使わせる。
ほーちゃんさんはホットスポットに行く癖がない。
そうブリーダーさんに相談すると、「毎朝一回ホットスポットに乗せる」と良いとのこと。覚えが悪い子でも何度も載せていれば覚えるそうだ。

・餌を小さめにする
食べホーダイのときは特に小さめに。
ほーちゃんさんはバリバリかみ砕いていたが、やはりデュビアの外骨格は堅い。
Lと成虫は外して、S~Mサイズ(理想はSMサイズ)を与えていく。
特にほーちゃんさんはがっついて2匹同時食べを余裕でかますので、小さめが良いだろう。

のふたつ。

飼い主は猛省した。

はっきり言ってこれらは「飼い主が意識すれば防げる失敗」だ。
自分のミスでほーちゃんさんが吐いてしまった。
今回はほーちゃんさんが元気だったから吐ききることができた。
しかし吐ききれずにそのまま死ぬフトアゴもいる。
一つ間違えれば死んでいたのだ……。
ほーちゃんさんの生命力に感謝しかない。

そのため、今後は、
・小さい餌
・ホットスポット
を意識して飼育すると決めた。
大きい餌は喜んで飛びつく。
だが、消化には悪いのだ。

また、いまほーちゃんさんは230グラム。
もう少し身体を大きくしたほうがいいので、ブリーダーさんの助言を受けて、

・週2回虫の日。
そのうち1回は食べホーダイ。
もう1回はほどほど虫。

・フードは常設でOK

・野菜は週1に減らす

と、食生活を変更することになった。
フードは未消化になる確率が低いので、多めに食べても問題ない。
フードになれると体重調整も楽になる。
アダルトでフードを食べ過ぎる子はラビットフード(高品質なもの)を与えて減量させるそうだ。
スゴいな、ラビットフード……。

反省する点が多かった日だった。
ごめんよ、ほーちゃんさん。

【フード5粒・小松菜3枚・吐き戻し10グラム】


【今日のうんこ】
ぷりっとしたいいうんこ。
尿酸多め。

その後吐き戻しで10グラム減。
そしてもう一度うんこをした。
どれだけ腹に詰まっていたのか……苦しかっただろうに。
明日からゆっくり調子を上げていこう。

-【フトアゴ・飼育日誌】